2009-03-06

3/6 論文1つ目

変わらずオペ室でのみんなの冗談には全くついて行けないが、それでも根性でしゃべっている。日本にいるときはトークで笑いを取るタイプを自負していたが、こちらでは奇抜なボディアクションと奇妙な英語アクセントしか持ち駒がなく、多少不自由だ。とくに麻酔から覚めたときの患者さんに話しかける英語が難しい。日本だと「○○さーん、手術終わりましたよー。わかりますかぁー? わかったら手ぇ握ってぇ!!」と大声を張り上げる。脳外科の患者さんはスキッと醒めないことも多いのでなおさらだ。それはこちらも同じであるが、僕の英語が面白いのでみんなが笑っている。おっかしいよな−、同じように叫んでんのになぁ。こないだも、オペ中に「let me have a drill.」といったらbone wax渡されたもんな。違いすぎだろーよ。
しかし! 今日はこっちに来て1つめの論文を書き上げた。手術困難な部位の頭蓋底腫瘍34例をまとめた、手術ビデオ付きの超大作感動巨編である。全米が泣くよ。よくわかってなかった統計も日本からamazonで教科書を6冊も取り寄せ、理解した。natureからいこうかな。

2 件のコメント:

aomori さんのコメント...

逆刺激うけました

otto さんのコメント...

いや〜、ここでも日本人で肝移植外科でスタッフになりそうな人が一人いらっしゃるそうです。まだ会ってないですが、ほんとすごいです。ものすごい競争だから・・・