2010-08-12

8/12:追突事故のその後

7/22 高速道路で追突される事故に遭遇、最初は自分もyuも首に張りを感じていたのもすぐに治まり、コウちゃんもなんともないようだったのは幸いであった。その後まず、自分の自動車保険会社Progressiveに事故の報告をした。すると、たいへん親切で「車よりまずあなたの体は大丈夫ですか?」と聞いてくれたりした。事故を報告すると、保険会社からはその事故案件に対するclaim numberというものが発行され、以後はそのclaim numberをいうことにより、いつでも、担当者がいなくても、自分の状況を相談することができるというシステムになっていた。ちょうど病院のカルテのようなもの。「警察からのpolice recordの取り寄せも自分たちがするし、相手の保険会社との連絡もこっちでやるから心配ないわ」といわれた。Progressive 、いいですよ。っていうか、自分たちが支払う訳じゃないから当たり前か。数日待っていると、相手方の保険会社から電話がかかってきた。
「今回の事故はこちらに100%責任があるので、あなたの好きなお近くの修理工場に車を持ち込んでいただいて、修理の間のレンタカー代ももちます」ということだった。こちらからもclaim numberが発行された。
MayfieldにあるMotorcars Hondaに持ち込む旨を伝えた。Motorcars Hondaの予約をとり、車を持ち込んでいっしょに壊れた箇所を確認、「保険会社からすでに連絡があったので、そのまま車を置いていってくれ」とのこと。次にレンタカーショップへ車で連れていかれ、FordのEscapeというCRVに似た車を貸してくれた。ちなみにレンタカー運転の保険は、自分の保険会社がカバーしてくれることを確認した。
このときに修理に何日くらいかかるかを聞いたのだが分からないといわれたが、1週間後仕事を終えて夕方6時すぎに携帯の留守電を聞くと、車が直ったとメッセージが。次いですぐに保険会社からレンタカー料金の保証は今日まで、との通告メッセージも入っていた。慌ててレンタカーショップへ連絡したが既に閉店。げ、絶対にレンタカー代払いたくないし!! 翌日の早朝に相手の保険会社に電話してクレームをつけると、もう1日保証を延ばしてくれた。
そうこうしてようやく自分たちの車が戻ってきた。事故から約25日たって一段落ついたようだ。車ですが、部品は全て新しくなっており、泉に落としたオノが金のオノになった気分。
思えば、いろいろとラッキーだったのかも。けがをしなかったのももちろん良かった。また、アメリカでは「たとえ自分が事故を起こしたとしてもsorryといってはいけない。それは自分が悪いと認めたことになり不利になる」と聞いていた。だから、事故直後、「先制攻撃してくれるわ、クワッ!!」っと勇ましく車を出た。でも、いきなりそのおじさんがごめんよ〜〜。でもおいら保険入ってるから安心してちょ(意訳)」とsorryを100回くらい言って保険証を見せてきた。なんだそういう人もいるのね。

もっと驚いたのは、事故から3週間ぐらいたっていきなり連日のように弁護士事務所やカイロプラクティックの治療院からダイレクトメールが届くようになったこと。弁護士事務所からは、「私たち優秀な交通事故専門弁護士とともに相手からがっぽりお金を巻き上げましょう!!」とにこっと笑ってthumb-up signを出す弁護士の大写しの顔写真つき。カイロプラクティックからは「あなた、首や背中が痛かったりしませんか? すべて相手のせいです! まずはこの無料クーポン(200ドル相当)で当方のマッサージを受けてみませんか? 料金は相手に払わせましょう!」・・・こりゃーアメリカで事故の加害者になったらたいへんなこっちゃ。友人に聞くと、アメリカでは交通事故や110番の通報の記録は全て公になっていてだれでも閲覧可能だとか。弁護士たちは、うちの事故のpolice recordのコピーも送ってきて「あなたのことはこの書類で知ったんです!」とうれしそうに言っている。電話番号までばれてるし。アメリカには弁護士の数が多すぎて仕事にあぶれていて、accident vampireと呼ばれているらしい。怖ろしいよほんと。

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