2010-09-07

9/7:デスバレー

今日はアメリカ最低標高の地、デスバレー行きましたデス。そう、デス=死。ここは灼熱地獄であり、年間降水量がなんとゼロの年もあるという、カラッカラの場所です。海抜マイナス82メートルで、流れ込む水は全て干上がってしまい、最も低いところには塩の湖があります。下の標識は、次のガソリンスタンドまでは72マイル、すなわち115kmほどは何もないので気をつけろ、という意味です。ここで、車が故障するいうことはかなり危険なことで、真夏の旅行は避けろといわれています。
困ったことに、避けろといわれると行きたくなってしまう性分。このデスバレーを縦断するBad Water Roadというもっとも長く危険なルートを選択。車の外に出るとめちゃ暑い。うーむ、さすがデスバレー。道路脇には、万が一車がオーバーヒートしたときのための水タンクが何カ所かにあります。
そして、Bad Water Basinと呼ばれる塩の湖へ到着。写真ではそう見えないかもしれないが、このときの気温46℃! 5分も外にはいられない。

このような人間の住めない土地と思いきや、ぽつんと点在する小さい村に人が住んでいる。Furness Creekという場所にはなんとゴルフ場まであった。18ホールあるちゃんとしたゴルフ場で、国立公園の中にあって真夏でも己の体力・気力の限界に挑む、ある意味世界で最もタフなコースであろう。


デスバレーにもわずかに水のたまる場所があり、そこには4種類の魚がいるという。彼らは海水の5倍の濃度の塩水でかつ水温が38℃という過酷な条件でもスイスイ泳いでいる(かどうかは知らないが)らしい。こういう話大好きだね。
看板にも「君、死に給ふなかれ」と書いてある。それにしても暑すぎ!!
yuは一刻も早くここを出たいといい、もはや車の外に出ない。それが正しいかもしれない。名残惜しいがデスバレーをあとにして、190号線を西へ。Keeler(工場跡地が2,3個あるだけの廃墟)、Lone Pineと通って、きれいなドライブウェー395号線をひたすら北上。ここは、美しいシェラネバダ山脈を縦貫するすばらしい眺め。
途中でモーノ湖という清冽な湖へ立ち寄ったが、強烈な硫黄の匂いが・・・ 最初コウちゃんのウン○かと思い我が首の安全を憂いたが、確認したら湖からであった。今夜の宿泊は、Virginia Creek Settlementというロッジ。この晩は強烈に冷えました。

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